2月末に、国内の各観測地点において、PМ2.5の
大気汚染濃度が上昇しました。
富山や新潟などでも、初めて国の暫定基準値を
上回ってしまい、不要な外出など控えるようにとの
衝撃の報道がありました。
PM2.5の悪影響で、外出が出来ないとなると・・・
ジョギング好きな僕にも深刻な問題です。
PМ2.5が人体に及ぼす影響や症状・対策などが
気になり・・・早速、調べてみました。
PМ2.5とは
PM2.5とは、物質の種類は関係なく、とにかく直径が
2.5マイクロメートル以下の超微粒子のことです。
マイクロメートルとは、0.001ミリですから、肉眼では
ほとんど見えません。
PM2.5には、炭素、硝酸塩、アンモニウム塩、硫酸塩、
ケイ素、 ナトリウム、アルミニウムなど、人体に有害な
成分が含まれています。
PM2.5は極小サイズの為、吸い込むと肺の奥まで入り
込み、気管支や肺に沈着して、呼吸器系の疾患、及び
循環器系の疾患などのリスクが増えます。
また、長期慢性暴露により肺癌発症の確率が上がる
とも言われています。
日本に飛散してくるPM2.5の原因は、中国の大気
汚染によるものです。
中国国内では、環境整備が整わず、安価な石炭を
火力発電や工場などで燃やしています。各家庭でも
暖房に質の悪い練炭を使用したり、質の悪いガソリン
を使う自動車が急激に増え、PM2.5の濃度が厳重な
警戒レベルにまで悪化しています。
↓これ以上の大気汚染は辞めてくれ!(`・ω・´)
このやっかいなPM2.5は、偏西風の影響を受けて
黄砂が飛散してくる2月~5月頃は、日本へ飛散
してくる量も増えます。
特に、中国に近い九州や西日本、四国地方など
では悪影響を受けやすいと言われています。
人体に及ぼす影響と症状は?
PM2.5の大気汚染濃度は、1日の平均値が
1立方メートルあたり70μgを超えると、 人体に
悪影響が出やすくなると言われています。
中国では、大気汚染が原因で健康を損なって
死亡した人が123万4千人(2010年)
もいたそうです。
呼吸するたびに、微小粒子状物質「PM2・5」
などの汚染物質は血液に流入し、呼吸器系や
脳、心臓の疾患リスクも増加するそうです。
また、非常に極小なPM2.5は、一度体内に
取り込んでしまうと、 気管支を通過して肺の
奥まで入って沈着してしまいます。
その結果、肺などの呼吸器系に悪影響を与え、
気管支炎や喘息、肺がんを引き起こす恐れが
あります。
実際に、喘息や肺がん、不整脈、心筋梗塞の
発生率が上昇しているそうです。
特に、呼吸器系や循環器系に疾患をもつ方や、
お年寄りや子供は、悪影響を受けやすいと
言われています。
短期的にPM2.5を一定量吸い込んだ場合、
以下のような症状が報告されています。
•喉の痛み
•結膜炎症状(充血、かゆみ)
•鼻炎症状(鼻水、くしゃみ) •咳
•においを原因とする気分の悪化
•循環器疾患(狭心症など)
•呼吸器疾患患者の症状の悪化等
また、PM2.5を長期慢性的に吸い込んでいると、
•循環器疾患、呼吸器疾患の発症や悪化
•肺がん発症のリスクが増加する。
以上、百害あって一利なしです。
PM2.5の濃度は、1日の平均値が1立法メートル
あたり35μg以下であれば、健康への影響はない
そうです。
しかし、1日の平均値が1立法メートルあたり
70μgを超える濃度になると、人体に悪影響が
懸念されています。
↑出典:ヘイズ中に含まれるPM2.5の対策について – シンガポール日本人会
www.jas.org.sg/health_haze_4jul2013(PM2-5)_j.pdf
自分が住んでる地域の、PM2.5の濃度を調べ
たい時は、 環境省の大気汚染監視システム
(そらまめ君)をご利用してみてください。
そらまめ君→ http://soramame.taiki.go.jp/Index.php
因みに中国の各地では、PM2.5の濃度が・・、
とんでもない値になっています。
日本の環境省が、屋外での運動や外出を控える
目安としている70μgの約7倍以上!
なんと、500μg以上になった日があるとか!
西安などでは多くの観測地点で、600μgを超える
日が記録され、深刻な汚染状況になっています。
市内は煙霧に覆われ、異臭やのどの痛みを感じる
人も出ているようです。
悪化の一途をたどる大気汚染に、中国国内では
「神頼み」の動きまで出ているようです。
また、更の困った驚きの事実があるのですが・・・。
世界には、中国北京よりももっと大気汚染が深刻な
都市が何箇所か存在するそうです。(´・_・`)
悪い所を見ても、気分悪くなりますが・・・、
世界最悪は、モンゴルの首都ウランバートルだそうです↓
日本国内では、比較的厳しい基準でPM2.5の
注意喚起の暫定的な指針が示されていると
思います。
今のところ国内においては、PM2.5の濃度に
ついて、あまり神経質になり過ぎる必要はない
かもしれません。
しかし、世界には、日本の環境基準からは、
とても考えられないレベルで大気汚染が深刻化
している国があると思うとゾッとします。
頼むからこれ以上汚さないでくれと・・・。
いずれ、世界中が汚染され、日本へも飛散
してくるとは、なんとも理不尽な気がします。
どうする?PM2.5の対策
取り敢えず、PM2.5の濃度が基準値異常に高い
時などは、不要な外出を避け、状況によっては
PM2.5に対応可能なマスクをすることです。
ちなみに、花粉用マスクではPM2.5の吸い込みを
防ぐことができません。
必ずPM2.5用のマスクを着用しましょう。
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外出しなくとも、外でPM2.5の濃度が上昇すれば、
いずれ自宅の室内へも悪影響が出てきます。
室内の何れかに、PM2.5対策用の空気清浄機を
設置しておけば無防備よりは安全でしょう。
色々と生活を工夫して、対策していきましょう。
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