LSDの替りにロング走でも効果がありました
LSDとは、「ロング・スロー・ディスタンス」の略です。
名前の通り、ゆっくりペースで長い距離を走る有名なマラソン練習の方法です。
そんなことは、マラソンの練習を楽しむ市民ランナー皆さん
、ほとんどの方がご存知ですよね(^^ゞ
しかしながら、実際、マラソン練習に有効な本当のLSDを実践できる方は少ないと思います。
「ゆっくり走れば速くなる」をコンセプトに、LSDはマラソン練習の基本とも言われていますが、そのペースの遅さを維持して3時間近く走り続けることは、ある意味難しいかもしれません。
マラソン練習に有効なLSDのペースは、
サブスリーランナーでも㎞7~8分位のペースだそうです。
普段よりも相当ゆっくり走ることで、これまで眠っていた能力が開発されるそうです。
相当ゆっくり走ることで、身体の毛細血管が末端まで活性化されます。
体脂肪をエネルギー源として走れる体になり、
体脂肪を代謝する能力が上がって走力がアップするという仕組みです。
結果が出るまでには長期間継続的に取り組む必要があります。
故障からの復帰後や、初心者が最初に取り組むマラソン練習の方法には、
本当のLSDペースが良いと思います。
しかし、忙しい市民ランナーにとって、
長い練習時間を必要とするLSDはなかなか実践出来ないかもしれません。
マラソン練習に取り組んでいると、日々走った距離も気になります。
LSDでは、相当練習時間を確保しないと、距離が稼げません。
ペース的にも、㎞7分~8分位だと物足りなく感じて、
「こんなに遅くて速くなるの?」と心配になってしまいます。
効果が出るまで時間がかかるということもあり、
マラソン練習に有効な本当のLSDの実践は難しいかもしれません。
そういった背景から、ほとんどの方が、
LSDの替りにロング走に取り組まれていると思います。
ロング走は、LSDより速いジョギングペースです。
実は僕も、LSDの替りにロング走を取り入れてきました。
本当のLSDペースでは、長時間走ったことがありません。
しかし、僕のマラソン練習の経験では、無理にLSDを実践しなくても、
無難にサブスリーを連続して達成出来る効果が出ています。
それ以上のレベルを目指す場合は分かりませんが、
フルマラソンを2時間50分位で走るには、無理にLSDを実践しなくても大丈夫だと思います。
僕自身の実験結果から分かったことは、
LSDの替りにロング走でも効果があるということです。
参考にしていただければ幸いです。
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